アンコール・ワットの内部の壁には見事な浮き彫りが施されている。
写真は古代インドの叙事詩マハーバーラタの一場面で、軍隊が進軍しているところ。
ちなみにアンコール・ワットは、もともとヒンドゥー教の寺院として建設された。
アンコールワットの浮き彫りにはマハーバーラタ、ラーマーヤナ、乳海攪拌、
ヴィシュヌ神、ガルーダなど、ヒンドゥー教関連のものがてんこ盛り。
なお、アンコール・ワットが造られた時代にはクメール王はヒンドゥー教を信仰していたが、
後の王が大乗仏教に改宗したため、アンコール遺跡群にはヒンドゥー寺院と
仏教寺院が混在している。
現代のカンボジアでは、もっぱら小乗仏教が信仰されている。
撮影地 カンボジア アンコール・ワット
Angkor Wat, Cambodia
(2007年10月)