このようなスポアン(榕樹)を除去するなどの本格的な修復は避けられている
タ・プローム遺跡だが、現状を維持するための修復はなされているようだ。
(現状を維持するため修復中)
また、観光客が増えていることもあり、通路の整備、じゃまな小木や瓦礫の除去なども行われている。
1990年代前半にここを訪れた人の記録を読むと、当時は観光客も少なく、
崩壊した瓦礫の上を進まねばならず、ちょうど現在のベン・メリア遺跡に似た状態であったらしい。
(ベン・メリア遺跡にはここまで発達したスポアン(榕樹)はないが)
過去のタ・プローム遺跡は現在のベン・メリア遺跡に似ていて、
将来のベン・メリア遺跡は現在のタ・プローム遺跡のようになるのであろう。
撮影地 カンボジア タ・プローム遺跡
Ta Prohm, Cambodia
(2007年10月)