皆既中、夜のように真っ暗になった平湖市・報本禅寺の前。
右側の明かりはバイクのヘッドライトです。
ふつうの夜の写真とどこが違うんだ、という突っ込みは勘弁してください(笑)
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さて、平湖市での皆既日食の観測について簡単に記録しておきます。
まず問題の天気ですが、部分日食が始まってしばらくは雨も止み、
時折、雲の薄いところごしに、欠けた太陽が透けて見えたりしていたのですが(前の記事の写真)、
その後は次第に雲が厚くなり、皆既の10〜20分前ぐらいからは、かなり本降りの雨がしばらく続きました。
幸い皆既直前にはごく小降りとなり、部分日食が終わるまで、弱い雨が降ったり止んだりという状況でした。
日食が終わった後の昼前ぐらいから土砂降りの大雨になってしまったことを考えると、
むしろ天気はよく持ってくれた、と考えるべきかもしれません。
皆既中には雲で光が遮られるせいもあり、通常の皆既日食よりもさらに真っ暗に。
日食中、仏塔がライトアップされていたのは、やはり中国人らしい発想といったところでしょうか。
どうせ雨降りで肝心の太陽が見えなかったことでもありますし、このくらいやってくれたおかげで、
かえって面白かったように思われます。
雨が本降りになってからは、近くの建物(公園の管理事務所?)の人が建物の中に避難させてくれたり、
お茶まで出してくれたり、お寺の説明をプリントした紙をくれたり(その人が書いたものらしい)して、
黒い太陽を直接見ることができなかったのは非常に残念ではありますが、
小雨のなかの皆既日食も、なかなか楽しいものでした。
撮影地 中国 平湖市
Pinghu, China
(2009年7月22日)