三眺山から見下ろす雪渓、荒々しく崩れた赤い山肌、鴛泊の町、海、礼文島。
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この日の沓形ルートは、
「三眺山と利尻富士頂上の間に雪渓が残っているため、
10本爪以上のアイゼンがないと通過できません」
とフェリー港にも掲示してあるような状態だったので、
ほとんどの登山客はもう一方の鴛泊ルートから登ったようだ。
(利尻富士への登頂ルートは前述の通り2つ)
私もアイゼンは持っていなかったので鴛泊ルートを使うつもりだったが、
前夜キャンプ場で耳寄りな噂を聞いて予定を変えた。
「偵察に行った人の話によると、雪渓は幅5mしか残ってないし、
ロープも張ってあるのでアイゼンなしでも全然平気だそうだ」
当日、私が行ったときには、雪渓は更に溶けて狭まっていて、
もう幅も2mぐらいしかなくなっていた。
(次ページへ続く)
撮影地 北海道 利尻島
Rishiri Island, Hokkaido, Japan
(2007年6月)