バスターミナル横のケバブ屋で食べたドネルケバブ。
店主がピタパンに丁寧に肉の脂をなすりつける。
味付けはシンプルに塩のみ。
うまい。
アメリカ風のギロスはソースの味で食べさせるジャンキーな食べ物だが、
こちらは肉と野菜と香草の素材自体の味で食べさせる料理であった。
もっとも、ジャンクフードも嫌いじゃないのだけど。
勘定を払おうとすると、店主がどうしても受け取ってくれない。
どうやら、これがターキッッシュ・ホスピタリティーだ
とかなんとかいっている。
そこで、おとなしく厚意を受けることにして、
代わりに握手を求めると、
手が脂で汚れていることを気にして、
手を洗ってから握手してくれた。
写真も撮らせてもらったら、
慣れていないようでずいぶんとに緊張していた。
思うに、このバスターミナルには観光客はあまり来ないようだし、
まして日本人など滅多に来ないのだろう。
私も結局、このバスターミナルでは目的地への
バスを見つけられず、別の場所から出るミニバスを利用した。
撮影地 北キプロス ガズィマウサ
Gazimagusa, North Cyprus
(2006年3月)