世界蛇アーナンダの上に横たわるヴィシュヌ神像。
よく見ると上半身だけが他の部分より新しいのがわかる。
オリジナルの像は2003年3月に岩から剥ぎ取られ
盗まれてしまったのである。(参考HP)、
現在の像は2006年8月に埋め込まれたもので、
あまり摩耗していないことをのぞけば周囲に違和感なく溶け込んでいる。
だが、右側にいるヴィシュヌ神の妻ラクシュミーの顔は剥ぎ取られたままだ。
この遺跡は山の中にあって人の目が届かないため、
盗難の被害を受けやすい。
撮影地 カンボジア クバール・スピアン遺跡
Kbal Spean, Cambodia
(2007年10月)